台湾と中国が戦争したらどっちが勝つ?
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台湾と中国が戦争なんてあってはならないことですけど、万が一、戦争となった場合どうなるのか?
まず、中国と台湾の間には台湾海峡があるので中国が台湾を占領しようと考えた場合、多くの軍隊を船で運ぶ必要があります。
最近までの情勢では、中国には空母がなく、空軍もアメリカ製のジェット機が配備される台湾の空軍の方が強いと言われてきました。
ですから、船で戦闘機や軍隊を送ろうとしても、まず中国は制空権がとれない。空軍が台湾の方が上なので空を支配できないわけです。
そうなると、船で軍隊や物資を運ぶ際にも空から攻撃されるので沈められてしまうのです。
まぁ、中国にはミサイルが沢山あるのでそれで台湾を攻撃することは出来ますけど占領するのは無理と言われてきました。
しかし、近年中国は空母を所有するようになりました。空軍もどんどん力をつけています
空母があるとなると話は別です。一気に軍隊や戦闘機をことが可能になりましたので台湾占領も現実味を帯びてきているというわけです。
しか〜し!台湾を中国軍が占領しようとすれば、アメリカが介入することは確実です。アメリカには「台湾関連法」というのがあります。台湾が侵略をうけたなら米軍が介入することを定めているんです。
世界最強軍隊のアメリカがバックに控えているので中国も簡単には手出しができなんですね。
一時、台湾が独立宣言をするのではないかといわれた時期がありました。
2008年の北京オリンピックの時です。
台湾が独立宣言すれば間違いなく中国は攻撃してきます。ですが、中国で開催される北京オリンピックの直前で台湾独立宣言してしまえば、中国は各国がオリンピックのボイコットをするのを恐れて攻撃は出来ないわけです。絶好のチャンスじゃない?と騒がれていた時期もありました。
ですが、中国もそれは承知しており、2005年に台湾の国民党の主席を招待して大歓迎しています。
第二次世界大戦の後に中国では、中国共産党と国民党が主導権を争い内戦が起きたんですね。その時に勝利した中国共産党が今も中国で政権を握っています。一方、負けた国民党は台湾に渡ったんですね。この中国共産党と台湾国民党との会談は60年ぶりだったんです。歴史的な会談で台湾を大歓迎したんです。
まぁ、台湾にとって中国は経済的な結びつきも深いので台湾としても中国を刺激しても損するだけという考えもあったのかもしれません。
この後に台湾の国民党は馬英九をトップに選んでいます。馬英九という人は、台湾の独立には反対で「一国二区」。つまり、中国は1つだが大陸と台湾との二地区があるという方針を打ち出しました。
これが台湾の本音でしょう。中国とは一緒になるつもりはないが、経済的な損失を考えれば中国に好きに言わせておいても構わないってことでしょうね。
ただし、中国が一線を越えて台湾に干渉してくるとしてら話は別です。
現在のところ、台湾と中国では憲法も法律も違いますし、中国が一応、社会主義であるのに対して、台湾は資本主義。これらに中国が干渉してくるようですと、香港のように台湾の民衆も黙ってはいない可能性は十分にあるでしょう。
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