歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記朝鮮の歴史>韓国大統領と検察との闘い


 

韓国検察問題


韓国では、多くの大統領経験者が逮捕、またはその家族が逮捕されております。朴槿恵元大統領は懲役20年の実刑判決が下っていますし、李明博元大統領も懲役17年の実刑判決という重い処分が下っております。

韓国歴代大統領の末路  
李承晩    初代~3代
(1948~1960年)  
  亡命
ユン・ボソン 4代
(1960~1961年)
逮捕・実刑
朴正煕 5代~9代
(1963~1979年)
暗殺 
チェ・ギュハ 10代
(1979~1980年)
 
チョン・ドゥファン 11代~12代
(1980~1987年)
 逮捕・実刑
盧泰愚 13代
(1987~1993年)
 逮捕・実刑
金泳三 14代
(1993~1998年)
 家族の逮捕
金大中 15代
(1998~2003年)
 家族の逮捕
廬武鉉 16代
(2003~2008年)
自殺 
李明博 17代
(2008~2013年)
逮捕・実刑 
朴槿恵 18代
(2013~2017年)
逮捕・実刑 

文在寅
19代
(2017年~)
 

現在、文在寅大統領と検察との間で激しいバトルが繰り広げられているんですが、これはどういったことなのでしょう。

実は、現在のユン検事総長は朴槿恵元大統領や李明博元大統領への不正疑惑の捜査を担当していた人でその捜査がすばらしいと文在寅大統領が検事総長に抜擢した人物なんです。ですが、このユン検事総長、かなりの頑固者!忖度とか絶対にしないんですね。ですからチョグク前法が相釜山副市長収賄事件で内部監査もみ消しに関与したなどとして徹底的に捜査するし、大統領府に関する疑惑に対してガンガン捜査してくるんです。

政府もいよいよ反撃に出ました。この反撃の主役として抜擢されたのが秋美愛法相。

秋法相   ユン検事総長 
VS  


まず、ユン検事総長の側近を片っ端から地方に飛ばすんですね。さらに民主国家ではあまり見られないのですが指揮権を発動して捜査に政府が介入していきます。

何しろ秋美愛法相は個人的にも検察に恨みを持っています。息子が兵役で軍に行ったときに特別扱いするように圧力をかけたという疑惑を捜査していたんです。ですから、秋法相も検察叩きにはやる気満々なんですね。

ですが、こういった検察に対する強い姿勢に対して民意は離れていきました。次期大統領候補にユン検事総長が支持率1位を獲得。逆に文在寅大統領の支持率は36.7%と就任後最低の支持率に・・・。

追い詰められた大統領側はユン検事総長へ懲戒請求を出します。メディアの代表者などと不適切な会合を行ったというのが建前ですが検察叩きであるのはだれの目から見ても明らかでした。その代わり秋法相も世論を受けて辞意を表明しました。

ですが、なぜそこまでした文在寅大統領は検察と戦うのか?

韓国の検察というのは日本の検察などよりも大きな権力を握っています。そのせいで文在寅大統領の兄貴分ともいえる廬武鉉元大統領は検察の捜査を受ける最中に自殺してしまっているんですね。個人的にも検察改革には大きな必要性を抱いているというわけです。

現在の韓国大統領経験者たちの悲惨な末路などを見ていきますと確かに検察権力、大統領権力の集中は日本などと比べ大きすぎるとも思えますし、現在はそられの改革の途中段階といえます。