○○の乱と○○の変の違い
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本能寺の変、桜田門外の変、平将門の乱、島原の乱。この”変”と”乱”の違いに疑問を持ったことはないでしょうか?
学校でも詳しくは教えてくれませんよね。
この”変”と”乱”の違いは、簡単に言ってしまえば、変は「成功したクーデター」、乱は「失敗したクーデター」です。
変の場合は、成功し後に世の中に大きな変化が起きた場合に用いることが一般的です。
本能寺の変では、明智光秀は倒されてしまいましたが、織田信長を本能寺で討つことには成功していますね。また、その後、信長が亡くなったことにより、秀吉の天下となり大きな世の中の変化がありました。
桜田門外の変でも井伊直弼が江戸城桜田門の近くで暗殺されています。また、その後、幕府の力にも陰りが見えてくるわけです。
一方の、平将門の乱では、平将門が自らを新皇と名乗り朝廷に反旗を翻した出来事です。こちらは、朝廷によって鎮圧されています。
島原の乱も天草四郎を中心にキリスト教徒や農民が一揆を起こしますが鎮圧されていますね。
学生さんもこれを覚えておけば、どちらが勝利したのかすぐにわかるというわけです。
”変”ならクーデター成功。”乱”ならクーデターは失敗に終わっています。
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