電球を発明したのはエジソンではない!
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エジソンといえば、蓄音機や活動写真、アルカリ蓄電池、X線透視鏡などの発明で知られていますが、その中でも有名なのが電球の発明でしょう。
エジソンは、炭素フィラメントという竹を焼いて作ったものを使い炭素線フィラメント電球というのを発明。1879年に「電球の改造とその製造方法」としてイギリスやアメリカにて特許を申請しています。
しか〜し!実は、すでにこの炭素フィラメントはカナダ人の学生ヘンリーとマシューによって1874年に特許取得されていたんです。
ですが、彼らは資金に余裕がなく研究は断念されていたため、エジソンがその権利を買い取って研究を開始したんですね。この電球の研究を開始し始めたのが1877年頃だといわれていますので2年ほどで完成させたという計算です。
でも、まぁ、最終的に完成させたのはエジソンですからね。発明者はエジソンで問題はないんです。
しか〜し!このエジソンよりも実は、1年ほど前に電球を完成させているイギリス人のジョセフ・スワンという人物がいました。このスワンが創設したスワン電灯会社は1882年にエジソンに対して発明侵害と訴訟を起こします。
エジソンは、このスワン側の主張を認め示談に応じます。しかし、この後がさすがエジソン。エジソンはスワン電灯会社を買収するんです。そして、エジソン・スワン電灯会社を設立。莫大な利益を得ることになります。
ちょっと、ずるいような気もしますし、発明家というよりは、実業家といった感じもしますね。しかし、エジソンは生涯に3000もの特許を取得し、嘘か誠か1日2時間しか寝なかったという話もでるほどの努力家です。天才発明家でもあり、やり手実業家の顔も持ち合わせていたということでしょうね。
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