歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記>朝鮮戦争とスターリン

朝鮮戦争とスターリン


 1950年6月25日。北朝鮮軍は38度線を超えて南に侵攻。朝鮮戦争の始まりです。

 しかし、当時の北朝鮮は、ソ連の指揮下の中にあったはず。金日成の決定だけで、南へ侵攻することなど考えられませんし、必ずソ連の支援と承認がなければ無理なわけです。

 なぜ、ソ連は北朝鮮に韓国を攻めさせたのでしょうか?



 当時のソ連の指導者はスターリン。彼がどのように考えていたのかは、今となっては明確ではないのですが、当時の世界情勢からある程度の推測はできます。

 当時のソ連とアメリカとは冷戦状態。1948年6月から1949年5月までの間、ソ連はベルリン封鎖というのを行っています。西ベルリンと西ドイツの間の空路を除く一切の交通を遮断して、アメリカ、イギリス、フランスを西ドイツから追い出そうという大作戦!しかし、これが失敗に終わるんですね。およそ1年後には解除されます。

 ソ連としては、威信の回復が必要であったとも考えられます。

 また、1950年6月には韓国にいたアメリカ軍はすべて撤退していたんですね。太平洋戦争には日本が降伏すると北はソ連、南はアメリカが統治していたわけですが、統治期間は当初5ヵ年と決まっていたんです。しかし、米ソ冷戦を背景に分断を固定化していく動きが見え始め、1948年8月に大韓民国が9月に朝鮮民主主義人民共和国が成立します。これで、ほぼ南北の分断は決定・・・。そして、邪魔なアメリカ軍もいなくなった!今がチャンス!と考えたとも推測できます。

 さらに言えば、中国ではアメリカの支援を得ていた蒋介石とソ連の支援を得た毛沢東が争い、毛沢東が勝利!1949年10月に中華人民共和国が建国されています。

 最終的には、この建国間もない中国が朝鮮戦争に加わり、休戦となるわけですが、この毛沢東に対しての立場の強化、あるいは何らかの約束などがあったのではないかともいわれています。

 まぁ、当時の世界情勢なども考えるとやはりスターリンの承認があったことは間違いないと思われます。

 現在では、そのソ連も崩壊し、北朝鮮は中国との関係性も以前ほど強くなくなっています。

 アメリカや世界各国は、やばいから核兵器なんて持つんじゃない!って今、必死に北朝鮮を説得していますね。

 しかし、北朝鮮は、韓国や日本はアメリカの核兵器があるからいいけど、俺たちは自国で核兵器持ってないと攻められた時やばいじゃん!という言い訳・・・。

 複雑な世界情勢や歴史が作り出してしまった現在の北朝鮮。隣国である日本にも当然、責任の一端はありますし、国内の問題以上に真剣に考えていかなければいけない問題なのかもしれませんね。