世界最古の都市がインド西部で発見された

　世界最古の都市遺跡は？といわれれば紀元前３５００年頃のメソポタミア南部でシュメール人が築き上げた都市遺跡！と歴史好きの人なら答えてしまうでしょう。

　しか～し！なんと、これよりも４０００年も前の都市遺跡かもしれない！というものがインド西部のキャンベイ湾で2002年に発見されました。

　これは、インド国立海洋技術研究所のチームが地形調査を行った際に深さ４０メートルの場所に古代遺跡の痕跡らしきものを発見したことに始まります。

　そこでは、木やつぼの破片、骨の化石、建築資材などを発見。この木材の年代測定の結果、紀元前7500年頃の物であることがわかったのです。

　これが正確であれば、世界最古の遺跡は一気に４０００年も前にさかのぼることになります。

　古くから、失われた文明の存在が夢のように語られていましたが、ほんとうに我々が現在考えているよりも文明はずっと早くから栄えており、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明もこれら失われた文明から遺産を受け継いでいるのかもしれませんね。