天平文化
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奈良時代は文化は聖武天皇の頃の年号にちなんで天平文化(てんぴょうぶんか)と呼ばれています。
その特色としては、天武天皇の仏教信仰を反映して仏教の影響が強く、また遣唐使派遣によって唐の影響を強く受けているといえます。代表的なものでは東大寺(とうだいじ)。特に正倉院(しょうそういん)といって宝物を納めておく蔵は有名ですね。
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また、歌集として万葉集(まんようしゅう)もぜひ覚えておきましょう。これは、天皇〜一般の民衆の歌まで納められたちょっと変わった歌集。身分に関係なく良いものは良い!とまとめたこの歌集は世界でもめずらしい。4500首もの和歌が集められているよ。
あとは、「古事記(こじき)」と「日本書紀(にほんしょき)」。これは、歴史書で天武天皇の命令で太安万侶という人が編纂したといわれています。この2つの歴史書は同時期に編纂されたので似ている部分も多い。天皇家の歴史を中心に書かれているのだけれども、なんで2つも作られたのか?一般的には、「古事記」は天皇家による支配を正当化するために国内向けに書かれた書物、「日本書紀」は海外に向けた日本の正史を伝える為の書物とも言われています。ちなみに、これらの歴史書に登場するのがヤマトタケルやアマテラス、スサノオ、ツクヨミ、イザナミ、イザナキ・・・。ん?漫画やアニメでお馴染みの技の名前だったりして、知っている人も多いのでは?
それと、地理の本で「風土記(ふどき)」というのも書かれています。これは、地方の文化や特産品、神話などが書かれている本です。
天平文化
(建築)
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(文学)
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(絵画)
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正倉院宝庫(校倉造) |
万葉集-和歌の集大成 |
正倉院鳥毛立女屏風 |
東大寺法華堂 |
古事記・日本書紀−歴史書 |
薬師寺吉祥天像 |
法隆寺伝法堂 |
風土記-地理、伝承、産物を報告 |
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唐招堤寺金堂、講堂 |
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(彫刻)
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(工芸)
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東大寺不空羂索観音像 |
正倉院宝物 |
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興福寺阿修羅像 |
東大寺大仏殿八角灯籠 |
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唐招堤寺鑑真像 |
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東大寺日光・月光菩薩像 |
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東大寺執金剛神像 |
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東大寺戒檀院四天王像 |
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>万葉集
>古事記と日本書紀の違い
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