衆議院と参議院の違い
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日本では二院制といわれる衆議院と参議院のふたつの議院で構成されています。この衆議院と参議院の違いは簡単にいってしまえば「任期の違い」「立候補する人の資格」「衆議院の優越」といったところ。
では、まず衆議院から見ていきますね。
衆議院議員の任期は4年です。任期が4年あるから最低でも4年間は一度当選すれば議員でいられるかというとそうではありません。衆議院には「解散」という制度があります。まだ任期が残っていても解散となると、もう一度選挙をし直して新しい議員を決めることになるのでいきなり衆議院議員全員が資格を失うこともあるんですね。
次に衆議院議員に立候補するための資格ですが、これは「満25歳以上」となっています。
では、この任期と立候補する資格が参議院とどう違うのかを見てみましょう。
参議院議員での任期は6年と衆議院議員に比べて長いのです。しかも、参議院議員には解散という制度がありません。ですけど、選挙は3年に1度あります。参議院議員は、半数づつに分けて選挙を実施するんですね。これによって、衆議院議員と参議院議員の両方同時選挙の時など国会に誰もいないぞ!といった事態を免れることができます。参議院議員が240名いたとすれば120名づつに分けて3年に1度選挙を行うんですね。
参議院議員に立候補する資格ですが、これは「満30歳以上」と衆議院議員よりも年齢は高い。なんで、5歳という微妙な差を付けたのか?
まぁ、一般的には25歳よりも30歳の方が落ち着いて世間をよく知っているといったイメージがありますよね。参議院議員には「良識の府」などといわれることもありますが、落ち着いた政治を期待しているんです。ですから、任期も6年と長く解散もない。じっくり、腰を据えて衆議院の判断をチェックしてねっ。という期待が込められているんですね。
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衆議院 |
参議院 |
任期 |
4年(解散あり) |
6年(解散なし) |
被選挙権(立候補の資格) |
25歳以上 |
30歳以上 |
でも、これよく考えれば、30歳を越えた人なら参議院に立候補した方がいいような気がしますね。解散がないですからね。しかし、実は衆議院には「衆議院の優越」というのがあります。
憲法では、衆議院と参議院の意見が対立した場合、衆議院の優越という規定を用意しています。つまり、国会での予算の決議や法律案、条約、また総理大臣の指名など一定の要件をクリアすれば衆議院の議決がそのまま国会の議決とすることができるってことですね。
>衆議院の優越
一応、衆議院議員でも参議院議員でも内閣総理大臣になることはできます。しかし、現在まで衆議院議員の総理大臣は誕生していません。つまり、総理大臣になりたければ、事実上、衆議院にて立候補しなきゃダメってことなんですね。
ですから、最近では参議院議員の存在価値が問われていたりします。
実際のところ、衆参両選挙の時などでも参議院議員の半分は残っているわけですので何かの時に国会で決定を下すことができたり、二院制でのメリットとして審議を慎重に進めることができるといったものがあるので参議院議員は必要なわけですが昔に比べるとちょっと衆議院議員とは違った個性というのが目立たなくなってきたような気はしますね。
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