歴史年代ゴロ合わせ暗記 

歴史年代ゴロ合わせ暗記>リブラ

リブラ


 
リブラというのはフェイスブックが発行を計画している(2020年5月現在)デジタル通貨です。

 仮想通貨で代表される通貨でビットコインというのが有名ですね。

 この仮想通貨もデジタル通貨の一種ですが世界に1000種類以上あります。この仮想通貨というのは管理者がおらず、価値が大きく変動するのが特徴ですが、リブラは仮想通貨と違いフェイスブックや国際的な大企業が出資するリブラ協会が運営、管理をしてアメリカの通貨であるドルやユーロといった複数の法定通貨や国債などに価値を連動するしくみとなっています。ですから、仮想通貨のように価値が大きく変動することもなく、また、リブラ協会が価値を管理できるのが特徴といえます。

 
なぜフェイスブックのザッカーバーグはリブラを作ろうとしているのか?

 リブラ通貨のデータを集めれば新たなビジネスにつながるんですね。この人はお金持ってるとか、どんなものに興味があるとか・・・。そのデータを活用してその人にあったサービスや商品を売り込むこともできますね。また、ザッカーバーグさんは、収入が少なく銀行の口座を持っていない人なんかも、リブラでなら送金や貯蓄もできるし融資を受けることも可能だとしています。

 
デジタル通貨は今後広がる?

 今や日本銀行、ヨーロッパ中央銀行、イギリス、スウェーデン、スイス、カナダの6つの中央銀行がデジタル通貨の共同研究を始めようとしています。また、中国では法定通貨のデジタル版である”デジタル人民元”の発行を計画しています。

 もし、デジタル通貨が普及すれば政府としては納税などを管理しやすくなるといったメリットがあります。

 
リブラの発行はいつ頃?

 フェイスブックは2018年におよそ8700万人もの個人情報を流出させてしまっています。これに各国から懸念が噴出し、現在のところアメリカ政府の承認が下りておりません。アメリカ政府の承認次第という訳です。

 もし、リブラが発行されれば、フェイスブックの利用者は27億人ともいわれています。世界人口の3分の1です。この人たちの多くがリブラを利用することになれば、法定通貨の存在感が薄れ、お金の調整が難しくなります。不景気の時にお金の流通量を調整するのが難しくなったりするんですね。多くのユーザーを抱える巨大企業のデジタル通貨となれば、それなりに責任と問題を抱えることになるというわけで越えるべき壁は大きいという訳です。