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歴史を学ぶ意義について


 「歴史なんて勉強して、将来役に立つの?」

 学生の頃は、誰しもが抱いた疑問でしょう。国語の漢字や初歩的な算数は生活していく上で最低限必要ですし英語もグローバル化が進んだ現代では必要不可欠となっています。でも、歴史って?

 はっきり言って、歴史の成績なんて良くても悪くても社会に出て出世や給料に影響があるわけではありません。歴史を勉強していてメリットがちょっとだけあるとしたら大河ドラマが面白くみれるくらいですかね。



 「じゃ、歴史なんて何で学校で必死に勉強させるの?」

 もちろん、学校で歴史の勉強をさせるのは大河ドラマを面白く見せるためじゃありませんよ。

 よく国家(日本)を船に例えることがあります。私たちは、その船に乗っている船員です。

 サラリーマン、医者、弁護士、芸能人、主婦・・・。みんな日本に住んでいるからには、この船に乗っています。この日本という船が転覆しようものならみんな大変なことになるんです。

 過去から未来という未知の領域に向かっていく日本という船。この舵を握っているのは、概ね政治家の人たちであるといっていいでしょう。

 日本という船に乗っているからには、「政治家の人たち舵は任せたよ〜。うまくやってね〜。」だけではまずいわけです。

 船の舵を右にきればいいのか?左か?或いは真っ直ぐ進むべきなのか?未来は誰にもみることはできませんが、過去の教訓から学び予測することはできます。それが歴史の勉強なのです。

 現在の日本も進むべき道をめぐり幾多の選択肢を迫られています。答えを知ることができなくともヒントは日本、或いは世界が歩んできた道に見つけることができるでしょう。

 学生さんたちが今学んでいる歴史の勉強は、そのヒントを得る為の基礎の基礎です。今は、年号や人物名、出来事を暗記することで精一杯でしょう。しかし、いずれ選挙権を与えられ社会にでると、その時代の民衆の心理が理解でき、歴史の流れに興味がでるようになってきます。

 その上であなたが選挙にて投じた1票は日本という船の舵を左右する大きな1票となるはずです。

 う〜ん。ちょっと堅苦しく書きすぎましたかね。

 まぁ、歴史の勉強は個人単位で見ると意味あるの???と疑問を抱いてしまうこともあると思いますが、もっと大きな単位で考えたときにあなたの学んだ歴史の知識、そこから得た感情などは非常に重要なものになるということを頭の片隅に入れ勉強に励んでいただければと思います。