歴史年代ゴロ合わせ暗記 

歴史年代ゴロ合わせ暗記お札の変わるメリットは?

日本のお札が変わる


2024年度の前半ごろにお札のデザインが新しくなります。お札の肖像画は1万円札が「日本の資本主義の父」と呼ばれる渋川栄一。5千円札が津田塾大学をつくった津田梅子。千円札が細菌学者の北里柴三郎になります。



では、なぜ使い慣れて愛着のあるお札のデザインを変えることになったのか?

お札のデザインを変える大きな理由は、偽札の防止です。印刷技術がどんどん進化していきますのでお札はこれまでもおよそ20年ごとにデザインを変えてきています。

今回の偽札防止の対策としては、角度を変えると3次元の画像が回転して見える最新のホログラムを取り入れている点です。また、肖像画だけでなく背景に模様としても「透かし」が入ります。

お札の肖像画は誰がどんな基準で決めるのか?

定番となっているのは、明治以降に活躍し、写真が残っている「文化人」です。

まず、写真が残っていることが望ましいのです。これもやはり、偽札対策です。お札に書かれているのは写真ではなく「肖像画」。つまり、写真が残っていようがいまいが結局は「絵」なんですが、この絵を描いているのが独立行政法人・国立印刷局の職員。この職員が描いた絵をもとにお札を刷るための原版を手で掘っていきます。偽札対策として、絵をより細かく描くために”写真が残っている人”を選ぶんですね。髪の毛の光り具合や顔の影、単純な絵を描いたものだと模写されてしまいますが、写真に残された人物を細かなところまで描いたものだと真似するのが難しいというわけです。

そして、政治家や軍人は避けて文化人を選ぶ方向になっています。

これらに男女のバランスに考慮し、候補者を絞り、今回は財務大臣である麻生太郎が決めました。

お札を変えることによって得られるメリットは?

お札が変わると自動販売機やATMの入れ替えや改修が必要になります。その為、1兆円を超える経済効果が見込めるという人もいます。ただし、現在はキャッシュレス、○○ペイやクレジットカードの使用も増えており、それほどの経済効果は見込めないとの声もあります。

外国人にもわかりやすいように金額の数字を大きくする。目不自由な人のために指で触ってどのお札かわかるように模様の形や位置も変えるなど一定の人には大きなメリットもあるようです。