歴史年代ゴロ合わせ暗記  

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ローマ教皇


 ローマ教皇とは、世界中のカトリック信者の最高指導者です。英語では、「Pope(ポープ)」といい、父と言った意味合いです。日本では、「教皇」の他、「法皇」と訳されますが意味は同じです。最近では、「教皇」と訳す方が主流となっています。

 カトリックでは、このローマ教皇がキリスト教の最高権力者としており、その下に世界中の大司教、さらに下に神父たちがいて、信者がいるわけですね。

 このローマ教皇はイエス・キリストの一番弟子であったペテロの後継者という立場です。イエスの後継者はおりませんので事実上、カトリックの最高権力者というわけねんですね。

 キリストの一番弟子ペテロはローマへ布教に出た際、ローマ帝国により殺されてしまいます。そのペトロの墓のあった場所にヴァチカン市国のカトリック総本山「サン・ピエトロ大聖堂」が出来ました。サン・ピエトロというのは”聖ペテロ”という意味のイタリア語です。



 ローマ教皇は、自ら後継者を選ぶことは出来ません。ローマ教皇が亡くなったり、高齢で辞任すると「コンクラーヴェ」という選挙が行われ、次のローマ教皇を選ぶことになります。

 この選挙は、ヴァチカン市国のシスティーナ礼拝堂で行われます。世界中から80歳未満の枢機卿(教皇の補佐役)が集められ、誰が次のローマ教皇にふさわしいか投票します。この投票によって全体の3分の2以上の票を集めた人物が次のローマ教皇となるわけですが、通常は1回では決まらず、何度も行われます。正に”こんくらべ”なんですね。

 現在のローマ教皇は、第266代フランシスコ教皇で初の南米アルゼンチンの出身者です。

 かつて、ナイトクラブで用心棒をしていたり、誕生日にホームレスを食事に招待したりするなどちょっと変わった経歴を持っており大変人気があります。