歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記>河野談話

   

河野談話


 
河野談話とは、1993年8月4日。当時の宮沢内閣の河野洋平官房長官が発表した従軍慰安婦問題に関する談話です。慰安婦の募集などには、本人の意思に反して集められた事例も多くあり、軍や官憲が強制性も認められたとしたものです。

 韓国側としては、この河野談話を元に繰り返し日本に対して謝罪を要求しております。

 しかし、河野談話を発表するための日本側の調査では、元慰安婦16人に対して聞き取り調査を行っているんですが、その裏づけがされていないことや河野談話の原案の段階で日韓双方のすり合わせがあったのではないか?などの話もでており、この河野談話に対しての批判も出ております。

 もっとも論点となっているのが、「旧日本軍が慰安婦の強制連行に関わっていたかどうか?」

 ですが、この旧日本軍が女性達を強制的に集めたという資料は出てこないんですね。

 「いやいや、そんな記録を残すわけないでしょ。あっても燃やしちゃったんじゃない?」という人や「当時は慰安婦なんて、どこの国でもやってたんだから、燃やす必要ないじゃん。どこにも記録がないってことは、日本軍は強制連行に関わってなかったんだよ。」という人などなど・・・。

 旧日本軍が慰安婦の強制連行に関わっていたという事実がなかったのであれば、河野談話を見直すべきだという声も多くあがっています。

 まぁ、この慰安婦問題に対して事実はどうであったのか?それを追求することは、(もう年月が経ってしまっているので難しい部分もあるかもしれませんが)大切なことです。ですが、その事実、或いはおおよその事実を踏まえて日本はどう発言をし、行動をするのか?これは、もっと重要なことであることは間違いないのでしょうね。

以下、外務省HPより引用

 
河野談話

 ” いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。

 今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により 設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請 を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これ に加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。

 なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。

 いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを 問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げ る。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考え る。

 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。

 なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。 ”