歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記国風文化

   

国風文化

 
 平安時代中期の栄えた文化を
国風文化といいます。

 当時は、菅原道真の提案によって遣唐使が廃止されましたので大陸からの文化が消化、吸収されて日本特有の文化が形成されていくことになります。

 この国風文化の特色を短い言葉で表すとすれば日本風の貴族文化。大発明だったのが
「かな文字」の発明です。この「かな文字」の発明により国文学は大きく発展し、すぐれた女流作家も出現します。

 紫式部の
「源氏物語(げんじものがたり)」は有名ですね。また、作者は不明ですが「竹取物語(たけとりものがたり)」も有名。これは、かぐや姫の物語ですよ。

 随筆では、
清少納言(せいしょうなごん)「枕草子(まくらのそうし)」(春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際・・・ってヤツ)。紀行文では紀貫之(きのつらゆき)「土佐日記(とさにっき)」。歌集でも紀貫之が編纂した「古今和歌集(こきんわかしゅう)」。説話では「今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)」などが有名です。

 住居は、貴族の間で
寝殿造(しんでんづくり)が流行。寝殿造とは、建物がいくつかあり、その建物同士を廊下で結んであり、池なんかもあって・・・と羨ましい限りの豪華な建物。10円玉に描かれている平等院鳳凰堂(びょうどういんほうほうどう)がこの寝殿造。なんとなくイメージ湧くでしょ。

 また、絵画では
大和絵(やまとえ)絵巻物(えまきもの)がこの時代の文化のものであることも覚えておこう。


 
出典元:ウィキメディアコモンズ


国風文化 

建築

文学 

随筆・日記 

和歌

法成寺(藤原道長建立) 伊勢物語(作者不明) 土佐日記(紀貫之) 古今和歌集(紀貫之ら)
平等院鳳凰堂(藤原頼通建立) 竹取物語(作者不明) 紫式部日記 後撰和歌集
  源氏物語(紫式部)) 更級日記(菅原孝標の女)  
  宇津保物語(作者不明) 枕草子(清少納言)  
 
古今和歌集 


今昔物語集