日本人のキリスト教徒第一号って誰?
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日本にキリスト教を伝えたのは誰?と言われれば、多くの人が知っていますね。そう、フランシスコ・ザビエルです。
では、日本で一番最初にキリスト教徒になったのは誰なのか?
そんなの史料として残ってないでしょ?って思ってしまいがちですが、実は、日本人でキリスト教第一号とされている人物がいます。
その名も「アンジロー(ヤジロウ)」という人!
このアンジローって人は、薩摩の武士なんですけど何らかの罪を犯したらしく(殺人ともいわれています。)国外へ脱出しマレー半島のマラッカで暮らしていました。。
実は、このマラッカという場所がザビエルが所属していたイエズス会の拠点のひとつであり、そこでアンジローとザビエルは出会います。
実は、ザビエルが日本にやってくるきっかけも、このアンジローと出会ったからだと言われています。
ザビエルは、アンジローのことを「アンジローはポルトガル語ができるので自分は彼の問うところを、彼は私の答えうるところを互いに知ることができる。もし、日本人が彼のように新たな知識を得ようとする人種であるならば、もっとも知識欲に富んだ人種であろう」とアンジローを絶賛しています。
アンジローはその後、インドのゴアの聖パウロ学院で学び、ザビエルを連れて日本になります。それが1549年。日本のキリスト教にとっては重要な年ですね。
その後、ザビエルの通訳や翻訳者として活躍しますが、ザビエルが2年間、日本での布教した後はアンジローの足取りは不明です。
ルイス・フロイトによれば、彼は、海賊となり最後は中国の辺りで殺されたといわれております。
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