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幹事長の仕事


 幹事長という役職。よく聞くけど実際どんな仕事をしているのか?どのくらい偉いのか?よくわからないという人も多いのではないでしょうか?

 今回は、幹事長の役割について学んでいきましょう。

 幹事長という役職は、政党のナンバー2の役割を果たしています。

 与党だけではなく、野党にもほとんどの政党で幹事長はいるんですね。(ただし、共産党は、ナンバー2の役職は書記局長となっていますし代表幹事という役職がナンバー2の政党もあります。)

 政党のトップは、代表とか総裁ですね。

 その下にいるのが幹事長です。与党でいうと総裁が総理大臣である場合がほとんどです。当然、総理ともなれば仕事の内容は多忙であり、自民党内には殆どいません。なので幹事長が党内の事実上トップとして仕事をこなすわけです。会社でいうところの副社長ですね。社長がいない間の会社を守っているんですね。

 では、ナンバー2とは、どれほどの力を持っているのか?

 自民党でいえば、党内のナンバー2である幹事長は、総理代行の役割を果たすと共に党内に集まる資金をどう使うかを決定する権利を持っています。

 年間500とか600億のお金をどう使うか決めるんですね。

 さらに党内人事や国会対策にも強い力を持っています。う〜ん。すごい権力ですね。

 しかし、以前ほど現在の幹事長は力を持っていないともいわれています。

 実は、2007年に選挙対策委員会というのが設置されたのです。それまでは、幹事長が選挙の時に誰を公認するかを決定していました。選挙で自民党公認にしてもらえるかどうかは非常に重要なので幹事長のご機嫌伺いもしなければならなかったでしょう。

 しかし、選挙対策委員会が出来て選挙管理委員長がそれらの権利を有してしまったので現在の幹事長のポストはそれほど大きな権力はないといわれています。

 以前は、自民党では総裁がトップでその下に幹事長、政調会長(正式には政務調査委員長。政策をつくる責任者)、総務会長(党内で方針に違いがでると総務会で取りまとめる役割)と党三役と言われていましたが、今ではそれに選挙対策委員長が加わり党四役と言われています。