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内閣官房長官の仕事


 ニュースでよく記者会見をしているのって内閣官房長官か総理大臣が多いですよね。他にも大臣がいっぱいいるはずなのになぜ内閣官房長官が記者会見に応じるのでしょうか?

 実は、内閣官房長官の仕事のひとつが毎日午前と午後の2回、総理官邸で記者会見をし、記者に日本政府としての見解などを説明するというのがあります。

 つまり、記者会見に応じることが内閣官房長官の仕事のひとつなんですね。

 また、内閣官房長官は、毎週2回開かれる閣議で議長役を務めます。さらに内閣として決定したことを国民に知らせるのも主に内閣官房長官の仕事です。新元号を発表してのは「平成」では当時の小渕恵三官房長官でしたし、「令和」では、菅義偉官房長官でしたね。

 この辺が国民から見える内閣官房長官の仕事です。

 では、我々国民から見えない内閣官房長官の仕事って何でしょう?

 実は、「内閣官房報償費」別名、官房機密費というのを内閣官房長官は使うことができます。この官房機密費は領収書がいりません。総理官邸の官房長官室には金庫があり、その中に現金が入っているんです。このお金は無くなってくると国庫から補填がされることになっています。

 領収書がいらないわけですから、正直なんにでも使えます。ですから、悪いことに使ってもバレにくいんですね。昔は、総理や国会議員の個人的な物などに使われたこともあります。

 だったら、そんな官房機密費なんてなくせばいいという話ですが、表に出せないが国のために必要なお金というのも実際にはあるんですね。そういった物のためになくてはならないのです。


内閣官房長官とは、総理官邸での記者会見や閣議での議長役、官房機密費を握る役割を持っています。当然、総理大臣とも密接な関係がないと務まらない仕事です。