歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記寛政の改革>囲米

   

寛政の改革・囲米の制

   
 
 松平定信を中心とする幕政改革を寛政の改革といいます。

 この寛政の改革において、第一の目標が天明の大飢饉からの復興でした。松平定信以前は、田沼意次による政治が行われていましたが、田沼失脚後は、大規模な「打ちこわし」が大阪、江戸をはじめ全国の都市で起こっていました。

 そして、まず松平定信は、飢饉の発生時に餓死者が発生しないように「囲米の制」といわれる施策を行います。

 現在でも、東京の地下には乾パンなどの保存食が大量にストックされていますね。それと同じです。幕府は、大名に命じて、
1万石につき50石の米の備蓄を指示しました。これが、囲米の制です。

 また、江戸に対しては、「七分積金」という政策を打ち出します。これは、まず予算をなるべく節約させ、次に節約してあまったお金の70%を強制的に貯蓄させたのです。小学生の頃、お年玉を沢山もらったのに、ゲームソフトを1本買っただけで、残りは両親に強制的に貯金させられた子も多いのでは?それと同じですね。

 このように、囲米や七分積金など寛政の改革では、飢饉の対策として幕府は政策を打ち出していきました。