「赤ずきんちゃん」や「白雪姫」はグリム兄弟が考え出したものではない!
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日本でも馴染みの深い「グリム童話」(正式には『子供と家庭のメルヒェン集』)ですが、こららの物語をすべてグリム兄弟が考え出したお話だと勘違いされている方も多いでしょう。
実は、この「グリム童話」は、グリム兄弟がドイツのあちこちを回り、昔話を聞いて書物にまとめたものなのです。
つまり、もともとあったお話をグリム兄弟が(多少手を加え?)文章にしたものが「グリム童話」な訳です。 |
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グリム兄弟にお話を提供した人々が誰なのか?はっきりしたことは分かっていませんが、「グリム童話」の中の作品の多くの部分が、グリム兄弟の身近にいる人々から提供されたものであることが明らかになっています。
ちなみに、「赤ずきん」や「白雪姫」はグリム童話に先行して発表されたフランスのペローの童話集にも登場しております。(ちょっと内容は違うようですが・・・)
グリム兄弟は童話作家だと勘違いされることも多いのですが、実は彼らは言語学者でありドイツ文学者。童話作りは本職ではないのです。
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