歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記歴史の真実江戸時代の身分制度


江戸時代、武士の身分を農民が買うことも可能だった!

 
 「士農工商」江戸時代には、厳格な身分制度があり、農民の子に生まれた子は生涯農民。それどころか、先祖代々、子孫にいたるまで身分は固定されていく・・・。

 学生時代は、そう教わってきましたね。

 この身分制度によって、身分の違う男女が恋に落ちるといった時代物の物語も多く作られてきました。

 しかし!

 実は、コレ嘘!!!

 現在の教科書では、江戸時代の身分を『武士』と『百姓・町人』と2つに分けられているだけです。



 工商がどっかいっちゃってます。

 そもそも百姓の定義が田畑を耕す人ってわけではないんです。

 村に住むのが百姓。町に住むのが町人。村の鍛冶屋なんかも百姓とみなされていました。

 さらに、身分の移動も実は可能でした。

 御家人株の購入や養子縁組をすれば、武士の身分を買うこともできたのです。

 勝海舟なんかはそうですね。曾祖父は農民ですが、お金で武士の身分を買っています。

 儒学者が封建社会の秩序に合わせて序列をつけたのが誤った形で伝わり、1990年代までは江戸時代の「士農工商」の身分制度はあったものだと思われていたんですね。しかし、実際、江戸時代に職業の選択はほぼできなく、世襲だったのは事実です。