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デジタル田園都市国家構想


 デジタル田園都市国家構想とは、地方からデジタルの実装を進め、地方と都市の差を縮めつつ、地方の魅力をそのままに、都市に負けない利便性を高めていこうという考えであり、政府が現在推進しております。

 う〜ん。良くわからないですね。

 まぁ、簡単に言ってしまえば、地方の不便なことなどの社会課題をデジタル化によって解決し、日本全体が成長していこうっていう考えですね。

 地方では不便なことも沢山あります。まぁ、それがいいところだったりもするんですが・・・。

 例えば、医療や交通。地方では、病院が少なかったり、電車やバスがなかなか来なかったりしますね。

 医療などではデジタル化によってオンラインで受診出来たり、交通では、電車やバスで買い物に行かなくてもネットで頼んでドローンで運んでもらったりと地方の不便、不安、不利を取り除いていき、都市と差のない社会を実現させようというわけです。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、2011年以降増加傾向であった東京圏への転入超過数が2020年にマイナス(約4.8万人)に転じています。これまで以上に地方活性化の需要が高まったことも背景にはあるようです。

 では、実際に細かく言うと、どのようなことをやっていくのか?

 ・光ファイバ世帯カバー率は2027年までに99.9%を目指す。
 ・5Gの人口カバー率は2023年度末に全国95%、2025年度末に全国97%。2030年度末までに全国99%を目指す。
 ・2025年度末までに日本を周回する海底ケーブルを完成させる。

 といった具体的な期間と目標を決めデジタル化を進めていくようです。

 また、@地方に仕事をつくるA人の流れをつくるB結婚、出産、子育ての希望をかなえるC魅力的な地域をつくるD地域の特色を生かした分野横断的な支援といった取り組みもなされています。

 @「地方に仕事をつくる」では、ベンチャー投資社会的投資の拡充、強化。農作業の軽労化、農機などの遠隔操作などの地域を支える産業の振興や企業を促し活発な経済活動を支援していくようです。

 A「人の流れをつくる」では、テレワーク支援、地方への移住、就業支援。地方大学の振興など。

 B「結婚、出産、子育ての希望をかなえる」では、若い女性を含めて働きやすい環境をつくるため、新生活の経済的支援。母子健康手帳のアプリ拡大、育児、介護休業の取得促進。

 C「魅力的な地域をつくる」では、自動運転技術による交通分野のデジタル化、ドローンをつかった物量サービスの活用。デジタル技術を活用した防災システムによる安全な地域づくり。

 D「地域の特色を生かした分野横断的な支援」では、デジタル田園都市国家構想交付金等および地方財政処置の着実な実施など。

 デジタル化によってこれからはどこに住んでいても仕事も遊びも日常生活も都市も地方も差がなく便利に暮らせる社会を目指していこうという訳ですね。このデジタル田園都市国家構想によりさまざまな「デジタル化」「スマート化」も進んでいくと期待されています。医療、防災、農業、ヘルスケアなど。新たなビジネスやサービスがこれまで以上に生まれてくることも想像できますね。

 つまり、新たなビジネスチャンスも生まれてくる可能性があるわけです。

 都市中心であった日本の構造も地方へ分散し、日本中どこにいても仕事も生活も困らない。そんな未来を現在、政府主導で進めているというわけです。