第一次世界大戦 アメリカ参戦
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1914年に始まった第一次世界大戦。アメリカは開戦当初、この戦争には中立の立場をとっていました。まぁ、アメリカにとってはドイツ、オーストリアなどと対立していたわけでもないので実際、関係ないですしね。
しかし、1915年に事件がおきます。当時、ドイツは無制限潜水艦作戦という作戦をとっていました。これは、ドイツが認定する戦闘海域を船が通ったら中立国の船であろうが無警告で攻撃しますよという作戦。これにイギリス客船のルシタニア号という船が餌食となってしまいます。
問題だったのが、このルシタニア号には多くのアメリカ人が乗っていたということ。実に128名ものアメリカ人がこのドイツの潜水艦によるルシタニア号撃沈により命を亡くしてしまうのです。
これによりアメリカ国民の世論は一気に反ドイツへと傾きます。それでもアメリカ政府は不参戦を表明しますが、ドイツはいったん中止していた無制限潜水艦作戦を1917年に再び再開。
これによりアメリカはついに参戦世論を抑えきれなくなり、連合国側に立って参戦することを決意するのです。
また、アメリカにはこの戦争を早期に決着させたいという思惑もありました。
イギリスやフランスに戦争中、お金をたくさん貸していたのです。戦争が長引いてイギリスやフランスが弱ってしまうと貸したお金が返ってこなくなっちゃう・・・。
それらの思惑もあり、アメリカが参戦するとそれまで膠着状態であった戦局は一気に動き出します。そして、1918年に入るとドイツ以外の国は次々に降伏。1918年11月にはついにドイツも降伏すると第一次世界大戦は終わりを告げます。
この戦争の後、それまで世界の覇者であったイギリス、フランスは勝利した側であったにも関わらず戦争のダメージにより国力は低下。かわりにアメリカはお金を借りる側から貸す側へと変わりアメリカの伸張の大きな要因となるのでした。
<セオドア・ルーズベルト
>世界大恐慌
・第一次世界大戦中に流行したスペイン風邪
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