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文章通信交通滞在費

 
 国会議員のいわゆる「文通費」とは、正式には文章通信交通滞在費といいます。国会議員にひとり対して毎月100万円が支給されます。

 この文章通信交通滞在費は、1947年から始まり当時は通信費として125円が支払われていました。それが1963年には通信交通費と交通費が足され10万円になり1974年には文章通信交通費として35万円に、さらに1993年に文章通信交通滞在費となり100万円となりました。

文通費の変化
1947年 通信費 125円
1963年 通信交通費 10万円
1993年 文章通信交通費 35万円
1993年 文章通信交通滞在費  100万円 

 まぁ、終戦直後の1947年から現在では物価も上がってはいますが、なんとその金額は8000倍!

 でも、国会議員なら地元選挙区にいったりもしますし、お金は係るでしょ?

 実は、国会議員の地元選挙区への行き来などは交通費として別途支給されるのです。

 では、文章や通信費は?これも今やSNSの時代。切手代や電話料金も減っているのではないか?ということでひとりに対して100万円は流石におかしいと問題になっているわけですね。さらにこの文章通信交通滞在費は領収書がいらないんです。実際に100万円を交通費で使っても使わなくても100万円は支給されるんですね。

 普通の会社なら領収書を提出し、その金額を貰うのが当然。しかし、国会議員だけは、毎月100万円ものお金を実際には何に使ったかもわからないが支給しているというのはおかしいという声が上がっても当然のようにも思えますね。

 ちなみに地方議会でも政務活動費として同じような制度がありますが、こちらの多くは領収書などの提出が求められます。

 改善策としては、文章通信交通滞在費として適切な金額に修正し、領収書の提出を求め、使用しなかった分に関しては返すといった内容が妥当ではないでしょうか?