歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記朝鮮の歴史閔妃殺害事件

   

閔妃殺害事件

 
 日清戦争による日本の勝利に伴い、朝鮮半島は清の冊封体制から逃れた訳ですが、国内ではこのままでは日本のいいなりになってしまうと危機感が広がっていくわけです。

 そして、朝鮮の宮廷内では、ロシアと手を組んで日本に対抗しようという動きが出てきます。

 当時、日本は日清戦争によって獲得した遼東半島をロシアが中心となった三国干渉により清に返還していますから、朝鮮王朝としてはロシアを味方につければ日本もおとなしくなるだろうという考えがあったわけです。

 当然、日本はこの事態に激怒するわけですが、それにしても恐ろしい事件を引き起こすことになります。

 
閔妃殺害事件(びんひさつがいじけん)です。



 閔妃は国王の王妃です。彼女がロシアと手を組もうとしている朝鮮宮廷内の動きの背後にいるのではないか?という日本側の憶測により、閔妃を殺害した上でガソリンにて遺体を妬いてしまうという暴挙をおこします。この閔妃殺害には陸軍600人、民間人47人が参加したとされ、首謀者とされたのが
三浦梧楼(ごろう)という人物です。彼は、ソウル公使であったのですが、彼ひとりでこの大事件を画策したというのにはさすがに無理がありますね。そして、結局彼らは証拠不十分ということで処罰されることはありませんでした。この事件の背後にいたのは、日本政府?または、殺害事件の前にも暗殺未遂事件が起きていることから閔妃に不満を持つ宮廷内の人物が日本側と手を組んで?など近年ではさまざまな憶測が飛び交っています。

 背後に誰がいたのか?それは定かではありませんが、しかし、首謀者が三浦梧楼とされ、彼は処罰されずということで朝鮮国内では日本に対して不満が爆発していくきっかけとなっていきました。

日本による朝鮮植民地化までの流れ

韓国併合