歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記歴史の真実>参勤交代の目的
   

参勤交代の目的は大名の財力を減らすことではなかった!

 
 
 3代将軍・家光が1635年に発した武家諸法度において制度化された参勤交代。かつては、この参勤交代における幕府の目的は「大名の財力を減らすこと」とされていましたが、現在、多くの歴史研究家の方の認識はちょっとこれとは違うようです。

 家光の時に発せられた武家諸法度(寛永令)を見てみますと、

 「従者ノ員数近来甚ダ多シ、且ハ国郡ノ費、且ハ人民ノ労ナリ。向後ソノ相応ヲ以テコレヲ減少スベシ。」

 と書かれています。これは、「最近では従者の数が多くなり、出費がかさみ領地や領民の負担となっている。今後は、ふさわしい人数に減らしなさい」ということです。

 参勤交代は、実は制度化される以前から将軍に対する礼儀として大名達は行っていたんです。それが制度化されたのが1635年の武家諸法度から。

 その武家諸法度では、参勤交代について”人数をふさわしい数に減らしなさい”と記しています。

 大名の財力を減らすことが目的であったのならば、参勤する人数を減らしなさいとは書きませんね。

 つまり、参勤交代は結果として大名の財力を減らすことになりましたが、それが目的とするのは間違えというのが現在の考え方です。

 参勤交代の目的は、将軍と大名との「主従関係の維持」と考えるのが正解でしょう。