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ロシアの起源


 ロシアの起源は、9世紀にできたノブゴロド公国とキエフ公国です。

 下の地図を見てもらえれば位置関係はわかると思います。



 では、9世紀以前のこの地域の状態はというと、狩猟をして暮らすスラブ人が住んでいましたが、国家と呼べるものはなく未開拓の地でした。

 850年ごろからは都市としてのまとまりが出来始めますが、この地にロシアとして始めての国家が成立するのが862年。スウェーデンからやってきたバイキングの首長リューリクがスラブ人を征服し、ノブゴロドの地を征服します。

 リューリクの死後は、政治の中心が南に移りキエフ公国として発展します。

 このキエフ公国はビザンツ帝国と交易を通じ、とっても繁栄するんです。ノブゴロドの地も工業や商業が発展し、やがてキエフ公国から独立、ノブゴロド公国となりました。

 10世紀末にキエフ公国は、ウラディミル1世の下、最盛期を迎えることになりますが、13世紀半ばにはモンゴル人が侵攻してキプチャク=ハンの支配下に入ることになります。

 このモンゴル勢力の支配下にあった状態のことを「タタールのクビキ」といいます。クビキっていうのは、家畜の首にかける道具ですね。タタールっていうのがイスラムやヨーロッパでのモンゴル人の呼び名のひとつですので「モンゴル人によって馬や牛のようにこきつかわれた」ということです。

 では、この状態がどれくらい続くのか?200年です。長いですね〜。

 1480年にヴォルガ川支流の水運で力をつけたモスクワ大公国のイヴァン3世がキプチャク=ハンからの自立を果たすのです。そして、ロシア人を「タタールのクビキ」から解放するのでした。

 >モスクワ大公国