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ケネディ暗殺の真犯人って誰?


 1993年11月22日、ケネディ大統領はテキサス州ダラス市内で頭部に弾丸を受け死亡しました。この映像は、世界中に流されましたし、何年もにもわたって暗殺、陰謀などのテレビ番組が組まれましたので見たことのある方も多いのではないでしょうか?

 このケネディ暗殺の犯人としてすぐさま逮捕されたのがリ・ハーベイ・オズワルド。しかし、彼は2日後にダラス市の警察本部の地下通路にてジャック・ルビーにより射殺されてしまいます。

 このことにより、ケネディの後を継いだリンドン・ジョンソンは11月29日に調査委員会を組んで事件の真相解明に力を注ぎますが、結果、調査委員会の発表は、「事件はオズワルドによる単独犯行」として決定づけられるのでした。



 ですが、おかしなことが沢山あるんですね。

 たとえば、硝煙反応。ピストルを撃つとその撃った人からは硝煙反応というのがでます。しかし、狙撃からわずか1時間で逮捕されたにも関わらす、オズワルドからはこの硝煙反応が出ていなかったんです。
 
 さらにおかしいのが弾丸の動き。オズワルドはテキサス教科書倉庫ビルの6階から3発の弾丸を撃ったとされています。

 ケネディが狙撃された際、オープンカーに乗っていたのは、ケネディとその夫人が後部座席に、さらにそのケネディの前にはテキサス州、州知事のジョン・コネリーとその夫人が乗っていました。

 オズワルドの銃から放たれた弾丸は1発目は車から外れます。2発目、3発目がケネディに命中したとされていますが、州知事のコネリーも弾丸を受けているんですね。

 一応、オズワルドの撃った弾丸の2発目がケネディの背中に命中して喉から出て、前方のコネリーの背中に入り、胸から出て、さらにはコネリーの手首に当たって、左の股のあたりに命中したということになっていますが、もうめちゃくちゃですね。奇跡が奇跡を呼べばそんなことがあり得るのかもしれませんけど、まぁ、嘘っぽいですね。ですから、これを「魔法の弾丸」などと比喩する声もあります。

 そして、3発目がケネディの頭を撃ち抜いたとされています。ですが、これもちょっとおかしいんです。オズワルドはケネディを乗せた車の後方から狙撃したんですが、狙撃された瞬間、ケネディは後ろに向かってのけぞっているのです。後ろから狙撃されれば、通常は前のめりに倒れそうなものですが、左後方に頭がもっていかれているんです。このことから、狙撃犯は少なくても2人いたのではないか?ともいわれています。

 さらに、オズワルドは、弾丸3発を5秒半で撃ったとされていますが、これも実際にやってみると難しいそうです。しかも、オズワルドのいた建物からケネディの乗った車までの結構な距離があります。しかも、当然動いている・・・。5秒半で3発中、2発を命中させるというのは、かなりの手練れじゃないと無理らしいです。

 また、銃声が違う方向から聞こえてきたという証言やオズワルド自身が「はめられた」と語ったとされていることからも、このケネディ暗殺の陰謀説は当初からささやかれていたのでした。

 では、誰がケネディ暗殺の真犯人なのか?まずあげられるのがCIAです。ケネディは、CIAを解体しようとしていたといわれています。なぜなのか?

 当時、ビックス湾事件といってキューバのカストロ政権を壊滅させるため、亡命していたキューバ人部隊をCIA指導のもと送り込み、カストロ政権を内紛に見せかけてやっつけてしまおう!といった作戦がありました。しかし、これが大失敗に終わるんです。ケネディにしてみたら、CIAが絶対成功するといって話を持ち掛けてきたくせに失敗しやがって!と激怒。1961年にはアレン・ダレス長官を更送。その後、CIAの不法行為を調べる委員会まで設置してCIAを解体しようと考えていたんです。CIAやその周りの人たちにしてみたら、俺たちがいなくなれば、世界のパワーバランスはグチャグチャになっちゃうぞ!何考えてんだ!って、こちらも激怒です。う〜ん。暗殺の動機はありそうですね。

 さらに、オズワルドは一定期間CIAに雇われていたとされるファイルも1977年に明らかになりました。

 次にあやしいとされているのがマフィア。ケネディ大統領の弟であるロバート・ケネディは司法長官をしていましたが、かれは犯罪組織撲滅に力を注いでいたんです。ケネディ大統領もそれを容認。これがマフィアの怒りをかったといわれています。

 実際、オズワルドを射殺したルビーはマフィアと関わりがあったといわれており、口封じのため、オズワルドをルビーが殺したともいわれています。

 また、キューバのカストロもケネディ暗殺の黒幕として名前があがることが多いですね。

 真相は闇の中となってしまいましたが未だにアメリカをはじめ各国でケネディ暗殺の真犯人は誰なのかは注目を集めているところ。いつか、重要な証拠が見つかる日が来るのかもしれません。