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元禄時代の財政再建政策

 5代将軍綱吉の時代。幕府は、10万両もの赤字を抱えていたといわれています。

 これには、色々な複合的要因が考えられますが、その理由として綱吉をはじめ、大奥の女性達が当時は贅沢をしていた為と綱吉の母親、桂昌院が寺院の建立、再建などに財を惜しまなかったなどの理由があげられます。また、綱吉は将軍になる前から家人を幕府に入れていたため人件費が増加したこと、さらには幕府の安定期に入っていた元禄では、都市が発展し物価の上昇を引き起こしたことなども考えられます。

 
 


 10万両もの赤字を抱え幕府も指をくわえてみていただけではなく、当然政策を打ち出します。

 新しいお金を大量に作り出したのです。現在の日銀も同じようなことをしていますが、当時の政策はちょっと違います。

 新しいお金には金や銀の純度を減らしたのです。つまり、金や銀の純度が高い古いお金を回収して、純度の低い新しいお金を出回らせた訳ですね。当然、幕府には純度の高い古いお金が集まり、金や銀が大量に手に入る仕組み!!!これにより、幕府に450万両あまりが手に入ったといわれます。

 この政策を打ち出したのは萩原重秀(はぎわら しげひで)という人で後に勘定奉行に抜擢されています。

 しかし、当時は富士山噴火などの災害などにより出費も多く、抜本的な財政復興とまではいかなかったようです。